「時間がある=読書できる」ことは、2つの表現で具体化できます。まず、情報量で言うと、今の世の中は情報量が多いため、使いかたを間違えると、時間は減る一方です。たとえば、「平安時代の人達の一生分、江戸時代の人達の一年分=現代人の1日」という表現は言い過ぎかもしれませんが、あり得る話です。
現在の私たちの1日に接する情報量は、平安時代の人達の一生分、江戸時代の人達の一年分とも言われています。データの90%は直近の2年間で生まれると言われる、大量のデータに囲まれている時代に生きているわけです。
引用元:テクノロジーの急速な発展ですべての産業に変革が必要に|事業構想
「平安一生、江戸一年」という表現は、身の回りの発展があったからです。よーく考えると、スマホの登場後、時間が減った気はしなくもありません。では、スマホから人を遠ざけると、時間が生まれて、本を読むのでしょうか?次の表現は現実的です。堀江貴文さんの話をします。
約3か月にわたって東京拘置所に勾留された。 07年に東京地裁で懲役2年6月の判決を受け、11年に最高裁が上告を棄却したことで実刑判決が確定。その後、2013年3月27日に仮釈放。約1年9カ月間、獄中生活を過ごしました。
参考元:底辺の人間「嫌という程見た」 ホリエモン「刑務所トーク」に反響|J-CAST, Inc.
堀江貴文さんは投獄中に約1,000冊の本を読んだと言われています。彼は投獄中に読書に没頭することで、幅広い分野の知識や視野を広げることができました。この経験は彼の視野を広げ、人生観に影響を与えたと言われています。
さて、結論を言うと、本は時間があれば読めます。だから、無駄を削って時間を作りましょう。ただ、その前に高校生、大学生と大人、子供の読書理由と具体例についてまとめます。中には科学的なデータも含めました。
高校生、大学生と大人、子供の読書理由と具体例
読書は多くの知識や考えかたを得る、大切な活動です。読書が苦にならない人ほど、時間がある子供の頃に読み始めたはず。ここでは、高校生、大学生と大人、子供に分けて、読書理由と具体例をまとめました。
高校生の読書理由|語彙力の向上
高校生は読書を通じて、知識や語彙、視点の多角性、自己成長、ストレス解消などを得ることができます。その中で、語彙力の向上を掘り下げます。
語彙力の向上|森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」
この小説は独特な文体と豊かな語彙が特徴です。物語の進行に伴って登場する言葉や表現は、読者の語彙力を自然と高めます。科学的な研究によると、読書によって得られる語彙は、書籍のジャンルや難易度に依存します。特に文学作品や哲学書のような難しい言葉が使われる書籍は、読者の語彙力を大幅に向上させることが知られています。また、語彙力の向上は言語能力やコミュニケーション能力の向上につながり、学業や将来のキャリアにおいても有益なスキルとされています。
大学生の読書理由|知識の深耕
大学生は専門知識の深耕や国際的な視野の拡大、キャリアの準備、社会問題の理解、自己啓発と成長のために読書をします。その中で、専門知識の深耕に注目します。
専門知識の深耕|岩田規久男の「経済学入門」
経済学を専攻する学生にとって、岩田規久男の「経済学入門」は経済の基礎を学ぶ上で役立ちます。科学的な研究によると、専門知識の深耕には継続的な読書が重要であり、特に教科書や専門書のような資料を読むことで、学習効果が高まることが示されています。このような書籍は理論の理解や問題解決能力の向上に役立ちます。また、最新のデータや事例を通じて、現実の経済問題に対する理解も深まります。
大人の読書理由|ストレス解消
大人は読書を通じて、リラックスやストレス解消、専門知識の継続的な学習、社会問題や異文化の理解、自己啓発と成長、歴史や文学の探求を行います。その中で、リラックスやストレス解消に注目します。
リラックスやストレス解消|宮部みゆきのミステリー小説
宮部みゆきのミステリー小説は、エンターテイメントとリラックスの時間を提供します。科学的な研究によると、読書は心身のストレスを軽減する効果があることが示されています。特に、ミステリー小説のようなエンターテイメント性の高い作品は、物語に没頭することで日常の悩みやストレスを一時的に忘れることができます。また、読書によるリラックス効果は、心拍数や血圧の低下、気分の改善など、身体的な健康面にも良い影響を与えることが研究で示されています。
子供が読書にハマる理由
子供は読書にハマる理由として、想像力の刺激、学習と発見、感情の共感、楽しみと娯楽、親子の絆などがあります。
想像力の刺激|児童文学
児童文学の物語は、子供たちの想像力を刺激します。特にファンタジーや冒険小説は、子供たちに新たな世界や未知のキャラクターとの出会いを提供します。科学的なデータによると、子供が物語に没頭することで創造性が高まり、新しいアイデアや概念を生み出す力が向上することが示されています。
その他の理由と具体例
- 学習と発見|読書を通じて新しい知識や事実を学ぶことで、子供たちの探求心が刺激されます。
- 感情の共感|物語の登場人物と感情的なつながりを持つことで、他者の気持ちを理解する力が養われます。
- 楽しみと娯楽|面白い物語やキャラクターに引き付けられることで、読書が楽しい体験となります。
- 親子の絆|親と一緒に本を読むことで、親子の絆が深まります。親子で同じ物語を楽しむことで、コミュニケーションが活性化します。
まとめ|読書で情報収集を楽しもう
読書とは情報のダウンロードです。書店の立ち読みする姿はよく見かけますが、言ってしまえば情報のハッキングです。みんながしていることですし、あらすじと気になるところをササっと読むくらい、悪くないはず。むしろ、興味がある本を選んで買えるため、無駄遣いをへらせますし、積極的に立ち読みしましょう。
一方で、同じシチュエーションで、本とスマホを照らし合わせながら、そっと本を閉じた人はたぶんレビューに影響を受けたのでしょう。もしくは、値段を見ていたか。きっとどちらかです。電子書籍と言えば、Kindle(運営元はAmazon)が有名で、普及率も高く、紙の書籍より少し安く買えて、置き場所に困らないので、おすすめです。近年選ばれやすくなった新しい読書スタイルですが、細かいことを言うと、作家の月村了衛さんは、扉付きの本棚を好んで使っていることをベスト・エッセイ2021のなかで書いていました。その理由はホコリと紫外線から守るためです。先ほど紹介した、電子書籍は(Kindle以外はKoboが有名)スペースと劣化という外敵から本を守る、手っ取り早い方法なのです。
読書のきっかけは人それぞれです。コロナ禍になってからようやく読書を始めた僕は、ここ3年ほど本を読み続けています。まず今年の量の話から言うと、2024年1月~4月19日までの間に、17冊を図書館で借り、9冊をKindleと古本で買っていました。合計26冊の本を110日間(1月~4月19日まで)で読んだということになります。読書ペースは、約4日で1冊です。それに比べて、本を読み始めた頃(たぶん2020年)の読書量は少なめで、10冊にも及びませんでした。(Audibleを含めて)
単純に考えて、本を読むためには時間が必要です。これはほとんどの生活行動に当たるもの。食事をするためには少なくとも1時間かかります。十分な睡眠は8時間を言われています。つまり、寝るためには8時間必要なわけです。もっと短い人もいるかもしれませんが…
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました
マニュ
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