Google XML Sitemapsで手軽にサイトマップを作成、送信する方法

Webデザイン

今回はGoogle XML Sitemaps(以下、XMLサイトマップ)を使用して、手軽にサイトマップを作成し、Google Search Console(サーチコンソール)に設定するまでの方法を画像を使って、詳しく解説しました。つまり、こんな方々にピッタリの記事です。

「Google XML Sitemap?Google Search Console?」
「サイトマップが必要な理由は?」
「Wordpressを始めたばかりでプラグインの使いかたが分からない」

サイトマップを活用する目的は、ウェブサイトのSEO最適化を簡単かつ効率的に実現するためです。Wordpressを始めたばかりのタイミングこそ、取り組むべき施策と言えるでしょう。横文字が並びますが、作成から設定までは超簡単で、10分あれば余裕で終わります。初めてプラグインを使用する方でも分かりやすいように、インストールから初期設定、サイトマップの生成、最適化、そしてサーチコンソールへの送信手順まで、ステップごとに説明しました。この記事を通して、サイトマップの重要性と活用法を理解し、ウェブサイトのパフォーマンス向上に役立ててください。

Google XML Sitemapsの概要

XMLサイトマップは、ウェブサイトのサイトマップを自動的に生成し、検索エンジンに送信するWordpressのプラグインです。サイトマップは、ウェブページやその他のコンテンツを階層的にまとめ、検索エンジンがサイトの構造や内容を効率的に理解できるようにするもの。このプラグインは、WordPressサイトを運営するユーザーにとって使いやすく、簡単にサイトマップを作成・管理できる機能を提供します。さらに、サイトマップの最適化や更新頻度の設定も簡単に行えるため、SEO対策に役立ちます。

1.1. Google XML Sitemapsのメリット

XMLサイトマップを設定するメリットは、4つもあります。

  • SEOの向上|サイトマップを通じて検索エンジンがウェブサイトの内容を効率的に理解し、インデックスに反映させることでSEOが向上します。
  • 簡単な操作|プラグインの導入と設定が簡単で、初心者でも手軽にサイトマップを作成・送信できます。
  • 自動更新|コンテンツが更新されるたびに自動でサイトマップが更新され、常に最新の情報が検索エンジンに送信されます。
  • カスタマイズ性|ページの優先順位や更新頻度の設定ができ、重要なページが効率的にクロールされます。

これらのメリットによって、ウェブサイトのパフォーマンスと検索エンジンでの露出が向上します。要するに、ウェブ内を回遊するボットに、自分のサイトを分かりやすく伝えるための地図を、サイトマップと呼んでいるのです。

1.2. 他のプラグインとの比較

XMLサイトマップは他のプラグインと比較して、以下の点で優れています。

  • 使いやすさ|シンプルで直感的な操作が可能なため、初心者でも簡単に利用できます。
  • 自動更新|コンテンツの変更に合わせてサイトマップを自動的に更新し、常に最新の状態を保ちます。
  • カスタマイズ性|ページの優先順位や更新頻度を設定でき、サイトマップの細かいカスタマイズが可能です。
  • 軽量で効率的|プラグイン自体が軽量で、サイトのパフォーマンスへの影響が少ないです。
  • サーチコンソールとの連携|サーチコンソールへの送信がスムーズで、インデックスの確認や問題の解決が容易です。

これらの特徴から、XMLサイトマップはシンプルで、効率的なサイトマップ作成・管理ができるため、多くのユーザーにおすすめのプラグインと言えます。言いすぎかもしれませんが、Wordpressを使うならXMLサイトマップを使うべきです。

プラグインのインストールと初期設定

XMLサイトマップのインストールと簡単なカスタマイズを解説します。

まず、ダッシュボードからプラグインの“新規プラグインの追加”に入ります。

“Google XML Sitemap”と検索し、インストールまで進みます。終わったら“有効化”を忘れずに。ついでに、“自動更新を有効化”しておくと後々ラクです。

ここまできたら、サーチコンソールのページに移ります。コチラからどうぞ。

サイトマップの生成と送信方法

サーチコンソールのサイトマップへ、ご自身のサイトマップを登録します。サイトマップはたとえば、(https://サイト名/sitemap.xml)こんな感じです。下記箇所からコピーして、先へ進みます。

サーチコンソールに移ってペースト後、送信します。

送信後、更新すると下記画像と同じように、”成功しました”と表示されたら設定は完了です。

CocoonでHTML Sitemapを5秒で作る

ここまでは、サーチコンソールにXMLサイトマップを設定する方法を紹介してきました。そこで、サイトマップのもうひと種類である、HTML Sitemap(以下、HTMLサイトマップ)をCocoonで設定する方法も紹介しておきましょう。具体的に言うと、こんな感じのサイトマップを作ります。

Cocoonを使って5秒で作れるサイトマップ|デザインデライト

違いを簡単に言うと、HTMLサイトマップは人用。XMLサイトマップは人以外用(Web内の記事を回遊するボット)です。人用はサイトを見ている人が見やすいように用意されたものであり、XMLサイトマップは新しい記事を書き、回遊ボットに正確、且つ迅速に見てもらうためのもの、と考えていいでしょう。

そして、数あるWordpressテーマのなかでも、圧倒的にシンプルで使いやすいCocoonは無料で使えるためおすすめですが、HTMLサイトマップを5秒で作れるという魅力があります。

CocoonでHTMLサイトマップを作る方法は下記の通りです。

  • ダッシュボード→固定記事→“新規固定ページを追加”
  • カスタムHTML→“sitemap”と打つ

以上です。Cocoonを使っている人は5秒あれば誰でもできます。
これだけで、見やすいサイトマップの完成です。

プラグインを使ってSitemapを作る方法

「Cocoon以外のテーマを使ってます…」
「やっぱりCocoonがいいんですか?変えたほうがいいですか?」

そんな人は、プラグインを使ってHTMLサイトマップを作ることがおすすめ。いちいちテーマを変える必要はありません。Wordpressのテーマは好みがありますから、好きな方法を選ぶことがベストです。

Cocoon以外の人は、“PS Auto Sitemap”をプラグインに追加してください。特徴は3つあります。

  • カスタマイズ性|サイトマップのデザインや表示スタイルをウェブサイトに合わせてカスタマイズできます。
  • 使いやすい設定|プラグインの設定がシンプルで、初心者でも簡単に導入・使用できます。
  • ショートコードの利用|ショートコードを使って、ウェブサイトの好きな場所にサイトマップを表示できます。

要するに、“PS Auto Sitemap”はサイト訪問者と管理者のユーザビリティ向上させるプラグインなのです。

サイトマップの最適化と管理

以上で、XMLサイトマップとサーチコンソールの作成から設定までが終わりました。お疲れ様です。

ここからはもう少し踏み込んだ話をします。とはいえ、特に難しいことはありません。一言でいうと、今の設定はそのままでOKなのですが、その理由を簡単にお伝えしておきます。

まず、XMLサイトマップの設定画面に移ることから始めましょう。

5.1. サイトマップの最適化設定

XMLサイトマップでイジる場所は基本的にありません。それほどXMLサイトマップは優れたプラグインですし、Googleがおすすめしているだけあるのですが、確認しておくことが3つあります。

  • 基本設定
  • 投稿の優先順位
  • Sitemapのコンテンツ

以上を、順に追っていきます。

まず、1つめ“基本設定”は下記の画像を参考にしてください。

ウェブ上には検索エンジンがいくつかあります。その主がGoogleとBingです。細かい話をしておくと、シェア率は下記のようになります。

  • Google|世界的に圧倒的なシェアを持つ検索エンジンで、シェア率は70%から90%を占めることが多いです。多くの国や地域で主要な検索エンジンとして利用されています。
  • Bing|Microsoftが運営する検索エンジンで、世界的なシェア率は5%から10%程度です。米国や一部の地域で一定のシェアを持っています。
  • Yahoo|Yahooは、特に日本でのシェアが高いですが、世界全体では3%から5%程度です。Yahooの検索は、通常Bingの検索エンジンを使用しています。

続いて2つめ、投稿の優先順位については、下記画像を参考にどうぞ。

WordPressにはコメント機能がついていますが、ほとんど使われることはなく、SNSを経由してもらうケースが多いため、ここは更新優先順位の差を失くすように“優先順位を自動的に計算しない”ようにしておきましょう。

最後の3つめ、サイトマップに含めるコンテンツについても、下記画像を参考にどうぞ。

検索エンジンに見てほしいページは、観覧者に見てほしいページと同じです。つまり、検索キーワードに紐づけられているものから読んで楽しんだり、役立ててもらった先に、アフィリエイトなどの結果に繋がると考えれば、固定ページや不要カテゴリーを、回遊ボットに知らせる必要はありません。

5.2. 更新頻度の調整方法

最後の最後に、更新頻度の設定に移ります。とはいえ、こちらの設定はそのままでOKです。念のため確認しておくくらいにしてください。

まとめ

XMLサイトマップ、HTMLサイトマップの作成と設定。サーチコンソールへの登録まで紹介しました。今回のまとめが役に立つと嬉しいです。


今日も、最後までお読みいただき
ありがとうございました
マニュ


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